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活躍した選手より取材対象への愛。プロ野球MVP投票、“忖度”の度合い。 

また陰鬱な気分になる季節がやってきた。

 プロ野球の「NPB AWARDS 2017」が11月20日に都内のホテルで行われ、両リーグの表彰選手の発表と表彰が行われた。

 今年はパ・リーグのMVPにはソフトバンクのデニス・サファテ投手、セ・リーグは広島の丸佳浩外野手、新人王にはパ・リーグが西武・源田壮亮内野手、セ・リーグは中日・京田陽太内野手が選ばれた。日本シリーズ終了後に米国に帰国していたサファテは、予想外だったという正力松太郎賞の受賞もあり、表彰式に合わせてわざわざ再来日。改めて選手サイドが感じている受賞の「重み」を、行動で示してくれることにもなった。

 ただ、そういうサファテの行動を見ると、次は逆に選ぶ方の姿勢を問わざるをえなくなってくる。

 毎年、毎年、記者投票で選ばれるMVPや新人王、ベストナインの投票結果を見るたびに気が重くなるからだ。
今年はMVP、新人王など順当な結果だったが。
 今年の受賞者はMVP、新人王、ベストナインともに順当な結果で、改めて異を唱えるものではなかった。ただ、投票結果に記者の間でも話題となった「?」な票がいくつかあったのも確かなのである。

 その中でも特に目立ったものが2つ。1つはMVPの投票でオリックスの山岡泰輔投手に1位票を入れた記者がいたこと。そしてもう1つがセ・リーグの新人王の2位に阪神の大山悠輔内野手が入ったことだった。

 山岡はルーキーながら24試合に登板して、確かに1軍の戦力としてそれなりの活躍はした。ただ結果的には8勝11敗で防御率3.74という数字だ。オリックスは4位でチーム成績への貢献というプラスアルファも考えづらい。しかも投票内容を取材していくと、驚くべきことがもう1つあった。
制度改善も最後は投票する側の意識に委ねられる。
 それは山岡に1位票を投じた記者は2位には黒木優太投手(6勝3敗2セーブ、25ホールド)、3位には近藤大亮投手(1勝1敗1セーブ、25ホールド)とすべてオリックスの選手に投票していることだった。

 MVPは全国の新聞、通信、放送各社でプロ野球担当歴が5年以上の記者が3名連記で投票し、1位に5点、2位に3点、3位に1点が加算された総合計で決定される。今年の有効投票数はセ・リーグが286票、パ・リーグが258票だった。以前は1人の記者がセ、パ両リーグに投票できたが、今は複数球団をカバーする遊軍記者などを除き、担当チームの所属リーグのみに投票できるシステムに改善されている。そのためセ、パで投票数に差が生じているわけだ。

 ただ、そうした制度改善も、結局は投票する側の意識で全く意味のないものとなってしまうということだ。
取材を重ねることで情が移るのは否めないとはいえ。
 担当記者は1年間、ほとんどチームと行動を共にし、様々な取材を重ね、選手とも昵懇になるし、ならなければいいネタをとることなどできない。情も移るし、そういう感情がいわゆるタニマチ気分につながることもある。

 それだけならいいが、ニュースや情報を得るために関係が深くなればなるほど、選手や関係者と利害関係が生じることもある。 

 そこで起こるのが、投票が選手や関係者への“忠誠”の証であったり、自分の思い入れの発露の場になってしまうことだ。山岡への1位票というのは、客観的にはそういう馬鹿げたチーム愛、選手愛の結果にしか見えない。

 実はこれは新人王投票での大山票の多さも同じことだった。

 今季の大山は確かにシーズン後半には4番を任されるなど、結果を残したルーキーの1人ではある。ただ成績は75試合で打率2割3分7厘、7本塁打。京田の141試合で149安打、打率2割6分4厘、4本塁打、23盗塁には見劣りするし、実は大山に次ぐ3位だったDeNAの濱口遥大投手の22試合で10勝6敗、防御率3.57にも数字的には及ばないといえるものだった。

 それでも京田でもなく、濱口でもなく大山に新人王の票を投じた記者が49人もいた。その事実に、正直、驚きは隠せないのである。
メディア側からも警鐘を鳴らす記事が出ている。
 「取材経験5年以上」という投票資格に込められる意味はいったい何なのか? それはプロ野球を日常的に観て、取材して、築き上げられたプロの観戦者としての客観的で公正な視点ということのはずなのだ。

 ましてや取材記者はファンとチーム、選手をつなぐためにグラウンドの中に入れる特別な権利をもらっている。そのことへの責任や自覚は常に自問自答すべきなのだろう。

 ただ今回、少しホッとしたのが、メディアの側から、こうした投票結果に警鐘を鳴らす記事が出ている点だった。
昔からベストナインすべて巨人、という記者もいた。
 11月23日付スポーツニッポンの内田雅也記者による「広角追球」が、この問題を正面から取り上げている。

 「甲子園から日本、世界を見る――新人王投票の偏愛問題」と題されたコラムでは大山は、「阪神待望の大砲候補としてよくがんばった。ただし、新人王を獲れるほどの成績ではなかった」と指摘。この結果へのネット等での批判に対し「もっともな指摘で、同じ野球記者として恥ずかしく、耳が痛い」と率直な感想を記している。

 その上で「推測」と断りながら、大山への49票は関西を拠点にする記者ではないかとし、「軽い気持ちで阪神愛を示した者がいるかもしれない。この軽さは自身の責任の重さにあまりに無自覚で、賞の権威を損ねている」と断罪しているのである。

 結論として内田記者は、そういう「偏愛投票」は記者の自覚の問題だと指摘する。

 ただ、これまでも幾度となく同じことは繰り返されてきているし、その原因は記者個人というよりこの記者投票のシステムの問題でもあるだろう。 

 実はここ数年は広島が強くなったことで目立たなくなっているが、ずっとカープの選手にしか投票しない広島在住の記者もいる。昔はベストナイン全ポジションに巨人の選手の名前しか書かないと豪語する先輩記者もいた。

MLBでは誰がどんな投票をしたか公表されている。
 それを1つの「見識」という人もいる。

 メジャーでは2009年に打率、出塁率、長打率がア・リーグトップだったミネソタ・ツインズのジョー・マウアー捕手が1票差でMVPの満票受賞を逃した。そのときマウアーではなく、当時デトロイト・タイガースでプレーしていたミゲル・カブレラ内野手に1票を投じたのが日本人記者だったのだ。その記者は他の記者から激しい質問攻めと批判にあっている。

 ただ、それを覚悟で投じた1票ならば、それこそ1つの「見識」といえるのかもしれない。それを担保するものために、今年のMVP投票はア・リーグ、ナ・リーグそれぞれ30票ずつと投票できる記者は限定され、誰がどういう投票をしたかはネットで公表されている。

 日本でもきちっと投票への説明責任を果たせるように、投票内容を公開すべきだろう。それと同時に投票できる記者を、より厳密に選ぶことだ。人数を絞って1票の価値をより重くして、その自覚の上でプロのプロ野球観戦者として票を投じてもらうべきだろう。

 何かを忖度した投票は、結果的には賞の価値を落とすことになる。そしてそれは受賞した選手たちの価値をも矮小化させることに繋がってしまう。

 何もいいことはないのである。

活躍した選手より取材対象への愛。プロ野球MVP投票、“忖度”の度合い。

>> MVPは全国の新聞、通信、放送各社でプロ野球担当歴が5年以上の記者が3名連記で投票

MVPは妥当な結果なのでいいとして、新人王に投票する記者は10中8or
9割は在京の記者。大山の49票=在版というのは根拠もない妄言じゃん。
関東に住んでいても阪神の試合を見ようと思えば見れる。在版の記者だけで
49票も入る訳ないよね。
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